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昨年12月泉南市議会での火葬場契約議案の委員会の議論から
市のホームページより http://gikai.city.sennan.osaka.jp/16718 ○田畑委員 先ほどの議論、いろいろ聞いているんですけれども、こういう大事な案件で、冒頭で笑いが起きたり、非常に何か変な感じやなと思いながら聞いているんですけれども、ちょっと質問を何点かさせていただきたいですね。 副市長のほうから公正・公平性ということで、もう嫌というほど聞いておるわけなんですよ。これね、前回の協議会でも私申し上げたとおり、ええとばっちりなんです、業者さんも行政も議会も。これね、何が問題があるか。審査会のほうに問題があるしか私は思えないんですよね。もう一回最後、採決に入りますので、前回の協議会で副市長は、高度な技術を判断すると、審査会のほうで。提案書、どちらもすばらしいのが来ています。そして、僅差で来ている。この高度な技術を本当にこの7人が見抜けたんかということ、最終ここでお答えいただきたいなと思います。 ○辻本副市長 高度な技術ということ、今回の提案公募の前提としたことでございまして、それにふさわしい人選もしたということでございますけれども、その中に行政のメンバーも入っているというのも事実でございます。 ただ、それぞれの審査委員がそれぞれのしっかりと資料を読み込んで、出されたその提案書について、みずからの資質でしっかりと全力で審査したと言う以外ほかございませんで、その結果、本当に高度な技術を全部見抜けたのかということについては、そういう努力をしてしっかりと審査をしたということしか言うことはございません。 ○田畑委員 はい、わかりました。肝に銘じて聞いておきます。 それぞれ前回の協議会で若干ほかの委員さんからクレームが入って、私、一旦質問をやめた点がありましたよね。あえてきょうもう一回言いましょう。 これね、審査員の中で守秘義務ね。情報が万が一、だれが何点入れたということですら、もしわかっていたら、これ問題あるわけなんですよね。この時点でもうけちつけられているんですよ。もしこれが立証されて、先ほど知久さんの御答弁の中で、約1週間、本当なら中学校の場合は、翌日にはもう発表できているけれども、書類とかの整理云々、経過の中で1週間かかりましたよ。それは議会のほうもよくわかるんですよ。もし万が一、その1週間の間でその守秘義務違反が立証できたら、このプロポーザルはもう一回やり直しという線もあったんですか。ただ、個人のペナルティーだけで済むんですか。 ○辻本副市長 その守秘義務違反の件も含めて、手続の瑕疵の扱いについては、その後の決定――その瑕疵の程度や内容によって、その扱いは異なることになると思います。その瑕疵の要は程度次第ということだと思います。 ○田畑委員 最後にします。 そしたら、今、本会議まであと少し日にちがあります。その中で、万が一その守秘義務違反が我々のほうで立証できるような形になれば、このプロポーザルはもう一回審査員をかえて、再入札というか、もう一回やり直すということはあり得るんですか。 ○田畑委員 否決とかどうこうじゃなくて、そっちでもし守秘義務違反が立証でき、審査員をかえてということです。 もう一回言います。これだけ公平・公正で僅差なんです。僅差で高度な技術を7人が見抜いておるわけなんです、僅差でね。その中で1人だけがずば抜けて入れてもうたから、こんながちゃがちゃ、がちゃがちゃ、せっかく市民が待っている火葬場のところにけちがついておるわけです。 もう一回言います。これは業者さんもええとばっちり、議会もええとばっちり。この中でこんだけこのけちがついている中でやっている。だからこそ僕はあえて聞いているんです。僕は守秘義務は絶対必要やと思っているんですよ。その守秘義務が破られていて、もう一回最後に聞きますけれども、万が一重大な守秘義務が漏れているのであれば、今回このまま行ってええもんなんか、もう一回やり直すことができるのかどうか。僕、素人なので、ごめんなさい、教えてください。 ○辻本副市長 先ほど市長から答弁といいますか、一言ありましたとおり、これはもう本当に待ったなしの事業だと思ってございます。今回の議案につきましても、我々もぜひともお通しいただきたいということで、かなりの覚悟を持ってお願いをしているところでございます。 それぐらいの提案でございますので、先ほどのその守秘義務ですね、守秘義務違反の程度が重大明白なものじゃない限りは、しっかりとこれで進めていきたいなと、このまま進めていきたいなと思ってございます。 ○梶本委員 今、田畑委員の副市長に対する質問でございますけれども、これは我々議会と行政と市長、理事者と対峙している中で、こういうときは、これがわかったときはどうしますという聞き方やなしに、今回我々がこの火葬場の議決を求められている中で、その判断の1つとしては、我々として考えられることであって、理事者側から答弁をもらうという話ではないんじゃないかと。対峙しているんやから、我々は。そやから……(田畑 仁君「いや、僕はルールを聞いているんで」と呼ぶ)いや、ルールは……(田畑 仁君「先輩みたいに知ってはるんやったらええんやけど、我々みたいな新参者は知らんので、すみません。それで結構です」と呼ぶ)。 ○河部委員長 ほか質疑はありませんか。――――以上で本件に対する質疑を終結いたします。 これより討論を行います。 ○中尾委員 本件に関しましては、入札の公正な執行に疑念があると言わざるを得ませんので、3点につきまして反対の立場で討論させていただきます。 まず、1点目といたしまして、7人の審査員中、6人が相手方の企業連合を高く評価しているものの、1人の審査員の評価のみによって逆転されております。1人の審査員の審査内容の公平さについて疑念があると言わざるを得ません。 2番目に、審査経過、内容が漏えいしているおそれがある。審査員の選定にも問題がある可能性があるというふうに思われます。 3点目に、市の契約については、公平・公正な執行が一層強く求められていることは、この議会でも承知のとおり、不適正な入札の疑念が払拭されないものを議会が承認することは、今の契約制度のあり方に対する議会の姿勢を考えると、不合理であるというふうに思わざるを得ません。公正な入札の実施に疑念があり、払拭されないままであり、反対と言わざるを得ません。 極めて遺憾ではございますが、手続に大きな疑念がある本議案を賛成することは許されず、断腸の思いで反対するものといたしまして、反対討論といたします。 ○梶本委員 工事請負契約の締結についてを賛成の立場から討論いたします。 仮称泉南阪南共立火葬場建設事業は、平成23年3月の仮称泉南火葬場整備基本計画策定業務報告書から始まりまして、平成24年には阪南市からの申し入れがあり、泉南阪南共立火葬場建設に関する基本協定の締結を受けて、平成25年3月、株式会社東畑建設事務所とアドバイザリー契約、そしてこの25年8月に仮称泉南阪南共立火葬場整備基本計画書が出まして、25年12月に炉メーカーが富士建設工業に決定、そして今回建設事業者が選定され、この議会で可決されれば、平成30年度の3月竣工というスケジュールが確定されております。 この間、いろいろと紆余曲折があったので、これまでに約2年間のおくれが生じております。28年に竣工予定でした、当初の予定は。我々議会人の役目として、市民が望む一日でも早い火葬炉の完成に、ここで議会として反対するわけにはいかないと思います。 今回、初めての総合評価一般競争入札という方法をとったので、不備も多々あったのかもしれませんが、今後これからの建設工事に当たって、よりよい、また少しでも安い立派な火葬場をつくれれば、またつくるように監視をしながら、強めながら、そういうものができるようにするのが私たち市会議員の市民に対する責務だと思っております。 一日でも早くすばらしい火葬場が、今回この議会で議決されてできることを切に願いまして、賛成討論とさせていただきます。 賛成に当たり、いろいろと今中尾議員が言われたような審査委員の選定とか、公平・公正性とかいうことについては、かなり私としても疑義を持っておりますが、できるものについては、我々の監視のもとできちっと、きっちりいいものをこしらえていただきたい。それも一日も早くいいものをこしらえていただきたいと思っております。 以上でございます。 ○河部委員長 ほかに。 ○成田委員 私も今回の総合評価競争入札方式については、これに疑念が出たということ。そして、多数が退けられて、極端な少数の意見が通って、この入札を受け入れるということは、私としては多数の市民が、貴重な税金を使ってよりよいものをつくってほしいという、私は市民の意見であると思います。だから、やっぱり市民の皆さんが清潔で納得できる、公正なこういう入札方式をもう一度やるべきやと。これをもって新火葬場にけちをつけてはならないと、私、思いますよ。私も将来ここで焼かれると思うから、そんなとこに入りたないよ、僕は。はっきり言うわ。 そういう意見できちっとした、火葬場そのものには反対することはないんですけれども、この火葬場建設問題については疑念が出て、公正さがないと。合理的かつ客観性がないと、そういう意味で私は反対いたします。 ○河部委員長 以上で本件に対する討論を終結いたします。 これより採決いたします。 お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の委員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○河部委員長 起立少数(3対4,1退席)であります。よって議案第13号は、否決されました。 会議の途中ですが、午後1時30分まで休憩いたします。 午後0時11分 休憩
by koyama_h
| 2016-02-21 19:38
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